この時期、春の訪れを知らせる、いわゆる旬の食材などを見かけると、心が華やぎます。
その一つが”くぎ煮”。
関西に住んで久しいのですが、”くぎ煮”を身近に感じるようになったのは、この数年。
それまでは、買ってまで食べようとも思いませんでした。
くぎ煮の食材は、いかなごという魚。それを甘辛く煮たものがくぎ煮。
煮ると釘みたいに見えることからだと勝手に想像しています。
聞くところによれば、年々漁獲量が減っているそうです。
減っていると聞くと、食べたくなる、この身勝手さ。
先週のいつだったか忘れましたが、いかなご漁の解禁というニュースと共に、デパートの食品売り場にて販売されていることを知りました。
近所の市場にても、毎年販売されているのですが、今年はまだなのです。
市場の兄さんに聞いたら、今年は販売できるかどうかわからないとのこと。
漁獲量が少なく、高値でも買ってくれそうなところにのみ流通しているのかな?
おいしいことはおいしいのですが、特段においしいということはない”くぎ煮”。
なぜ、獲れなくなったのかはわかりませんが、この現状は淋しいものです。
4月中旬に比較的安く出回る京都洛西のタケノコも、年々値上がりです。
”旬”の食材が食べれなくなってきており、”シュン”です。(´・ω・`)