ぼた餅vsおはぎ & おにぎりvsおむすび
日本語というものは、わかったようなわからない言葉も多々ありますね。
母親のことを”おふくろ”とも言いますが、これも起源は曖昧。
俗に言われているのが、お腹にいるときに袋でくるまっていたからとか、財布の袋を管理していたのが母親だったからとか、、、、
いずれも、後からのこじつけっぽい。
余談になりますが、”おふくろ”といういい方は、最近の若者は言わないそうですね。
絶滅しかかっているそうです。
そのうち、歌「おふくろさん」やドラマ「拝啓、おくふろ様」のタイトルでしかなくなるのかもしれません。
”おにぎり”と”おむすび”の違いや起源は?
色々言われていますが、根拠なき、後付けの理由っぽいように思います。
これほどに、言ったもん勝ちの起源も珍しい。
コンビニ業界でも、二手に分かれてしまっているから手に負えない。
単に、本家と元祖の争いという他、ありません。
”ぼた餅”と”おはぎ”も、その類。
秋と春で呼び方が違うって。。ホントか~~~~い!
幼いころ、炭鉱町で育った小生としては、”おはぎ”なんて、ハイカラなおしゃれな名前は知る由もなく、勝手に、ボタ山の”ボタ”餅だと、信じ込んでいました。
”ハイカラ”って、言葉も死語などとさげすまされていますが。。。
このような日本語、どれが正しくて、どれが間違いというのではなく、
すべて正しく、すべて、個々の生活環境の中で育まれた日本語のような気がします。
いずれも、なくしたくない日本語です。