黄昏時のひとやすみ

毎日が日曜日の生活。書きたいことがあれば、気取らずにありのままを書き綴ります。うたたねも得意です。
「昼のお星は眼にみえぬ 見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ」
「色即是空」、なんて境地でもないけれど、生きてることの素晴らしさ感じたい。自分に正直に生きたい。

どっち?体育の日?スポーツの日?

今年は、10月10日が体育の日。スッキリ!(苦笑)


そもそも、「体育の日」とは、なんだろう。


法律を紐解けば、体育の日は、「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としている。


根本的な疑問がわいてきます。


「体育」と「スポーツ」の解釈が、法律そのものに、混在しているのではないかと。


体育の英語訳は、「Physical Education」であって、「Sports」ではありません。
健康を祝うことが主眼であれば、4月7日、世界の「健康の日」(世界保健デー)というものがあったり、10月7日が健康の日とかも言われています。


体育とは、食育とか、徳育とかと並び称される五育の一つ。


ならば、「食育の日」、「徳育の日」、「知育の日」、「才育の日」があっていいような気もする。なぜ、体育だけが祝日に?


その体育の定義も、「学校における授業の教科または科目の1つである。スポーツ・武道などの各種の運動を通じて、心身の健やかな成長をねらうと共に、自己の体のしくみなどを学ぶ。」と記載されている。定義の前半と後半が、とってつけたような組み合わせ。しかも、スポーツと武道を併記するところも違和感がある。


益々以て、本質的な混乱(無理やり、体育とスポーツをくっつけたがっている)が生じていると言わざるを得ない。


究極の疑問は、「スポーツ」って何?


「一定のルールに則って営まれる、遊戯・競争・肉体鍛錬の要素を含む、身体を使った行為である。」と記載されている。肉体鍛錬の要素??


こうして、考えていくと、


体育は教育であり、スポーツは遊びと明確に区別したほうがスッキリする。


子供のころ、「遊んでいないで、勉強しなさい」って叱られたものです。


「今、体育の勉強中!」って、反論すべきだった?


「運動会、体育祭、スポーツの祭典」、言葉の遊びに過ぎませんが、
「体育」と「スポーツ」が同義語のように、あふれています。


遊びを主眼とするスポーツをつかさどるスポーツ庁が、学問を追及する文部科学省に所属すべきかどうか、
そんなことも考えてみる「体育の日」でありたいものです。


海外の多くの国は、スポーツ・観光省を独立した省にしているとも聞きます。
オリンピック・パラリンピックを文部科学省が関係すること自体、疑問を感じます。
この際、スポーツ・文化・観光省を設立すれば?ってことも思います。


海外と日本とで、当然のことながら、スポーツに関するとらえ方に大きな違いもありそうです。日本の常識が、世界に通用するとは限らない?


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